怖い人

怖くて怖くて、会えない人がいる。
近付いたら怖さのあまり目が離せなくなってしまうので自分から距離を取ったのだが、その人とはどうしても生活圏内が近いため、まだ半年ほどは道ですれ違うこともあるだろう。
なので鶴橋の駅で後姿がそっくりな人を見かけただけで、一瞬にして心臓がドックンと鳴り響いて、心臓の痛さのあまり歩き方がちょっとあやしい人になるくらい。近鉄八尾駅で本物を見かけた時は死んだ方がましだと思ったくらい怖かった。
頼りにならない僕は今日も怯えているだけです。